スノーシューのウェア選びの基本
スノーシューはまだまだメジャーな遊びではないので、いざウェアを買おうと出かけていっても、スキーやスノーボードのように専用のウェアが用意されているわけではないので、何を買えばいいのか分かりにくいのが現状です。
しかし、「こんなものでいいかな?」と適当に選んだウェアを着て、出かけるのは大変危険です。
スノーシューは誰でも気軽に始めることができるとはいえ、出かける場所は危険の多い冬の雪山です。
最悪の場合低体温症による凍死という事態にもなりかねません。
自分や家族の命にかかわる問題ですので、ウェアを選ぶときはにはしっかりと知識をつけてから購入しましょう。
○単に厚着をすればいいわけではない!
雪山は寒いです。
最低でも氷点下です。
さらに高くまで登ると、氷点下10~20度にもなります。
そこに風が吹けば、体感温度はさらに低くなります。
そこで寒いからとやたらと厚着をしていくのはやめましょう。
まず歩きにくいです。
さらにいくら寒いとはいえ、歩いているうちに暑くなってきて汗もかきます。
ウェア選びの基本は、アウターウェアとミドルウェア、インナーウェアの3種類の重ね着(レイヤリング)にしましょう。
さらにそれぞれ登山用の機能性ウェアにしましょう。
○綿製品のウェアは絶対に身に着けない!
私たちが普段着ている下着などには綿製品が多いと思います。
綿製品は吸水性に優れていますが、速乾性が悪いです。
つまり、いったん濡れるとなかなか乾かないということです。
雪山で歩けば汗をかきます。
綿の下着を着て、汗をかけば、濡れた下着を着たままになってしまいます。
雪山では体をぬらさないことが鉄則です。
濡れたままでいることは凍傷や低体温症の原因となります。
ウェアを選ぶときは、綿製品はやめ、化学繊維やウールなど、速乾性、保温性などを備えて機能性ウェアにしましょう。