低体温症の症状

体温別に起こりえる症状をまとめましたので、体温を測ることができない場合の危険度の判断のために参考にしてください。

●前兆(36.5~35度)
意識は正常ですが、靴紐を結べないなど細かい手の作業ができなくなり、寒気を訴え、体のふるえが起こり始めます。
初期症状は疲労状態と似ていますが、このような症状も出てきたら、低体温症を疑いましょう。

●軽症(35~33度)
つまずいたり、よろめいたりして、ちゃんと歩けなくなります。ふるえがひどくなり、口ごもったりして会話にも支障が出始めます。

●中等症(33~30度)
意識レベルが低下し始め、問いかけにも答えられなくなり、支離滅裂になります。
立つこともできなくなります。
30度くらいになると体のふるえが止まります。

●重症(30度以下)
体のふるえが止まると危険な状態です。
精神錯乱状態になり、幻聴、幻覚などが現れます。
心拍、脈拍や呼吸数は低下し、昏睡状態になります。